汗の出方と体調
1月も終わりに近づいていますが、本年もよろしくお願いいたします

さて、今年のテーマの一つ「発汗と体調」。

発汗は自律神経に調節されているものの一つです。

唾液や涙・脈拍や血圧など他にもいろいろとあります。

去年までは、唾液や脈系統の研究をしたので、今年はそれと「発汗」がどういう感じで連鎖しているか。
去年までの研究は、例えば「血液の灌流指数(PI)」と「末梢血管抵抗値」など。
これは、なかなか面白かったです。予想と全然違う結果でした。

今年の発汗は、部分的な電気抵抗値を使って測定していきます。

発汗は、自律神経に影響されるために、環境設定や考慮がいります。

・食事(辛い物・コーヒーなどのカフェイン飲料)
・気温、湿度、気圧
・精神的ストレス
・肉体的ストレス

などなど、これらを良く問診で聞きながら測定をしていきます。

基本的に、一般にやる治療前後の変化には一切興味がないので、そういう測定はしません。

前にも書いたとおり、強い刺激(我慢するレベルの指圧など)を受ける・治療者との会話にイライラや不安に思う以外は、ベッドに横になっていれば、重力に対抗する筋肉の作用が減少することなどで「副交感神経」が活性化しますので、電気抵抗値は上がります(抵抗が上がると言うことは発汗が減少するということです)。
表現が難しいところですが、「副交感神経が活性化した」というより実際には「交感神経が抑制された」というかんじです。
自律神経は、常に「交感神経」と「副交感神経」のバランスなので、その辺りを見ていきます。

いつものことですが、人の体は毎秒毎分変化し続けています。

一瞬の変化を変化として捉えると、次の瞬間には別の測定値が出たりします。

その中で体の四肢・体幹(脊柱の横)・頭部など、あらゆる場所を測定して、条件変化による電気抵抗値の上下が少ない点を見つけていくのが第一段階の研究です。(変化の少ない部位が多い人ほど体調も悪い人が多いです。←適応力が落ちていると言う意味でも当然ですね。)

その後、その経路(大体神経走行や筋肉走行に沿う)の筋肉や皮膚・膜組織・骨組織・などなどの構造物の体性機能障害との関係を見ていきます。

第3段階として、それ(発汗異常のある体性機能障害部位)を解放した時にその発汗経路や他の自律神経検査がどう変化するかを見ていきます。

なかなか手間のかかる作業ですが、発汗とその経路に関係する病態は「良導絡」ですでに研究をされているので、それとの照らし合わせも面白そうな研究なのです。

例えば、腰が痛い人は、大体のケースで下肢(足)に発汗異常のある経路があります。
それを解放すると、面白いことに手の発汗も頭部の発汗も唾液や脈の状態なども同時に変化します。
そして、変化に適応できるだけの力が復活してくると、体調も変わり、元気になっていきます。

やはり、人間が2足歩行で重力に対抗する構造組織と神経機能の関連を見ていくと、納得できる結果が出てきました。

下の画像は「アナトミートレイン」の図。経筋と非常に似ているところも興味深いです。
この経路上に発汗異常が起きていることもかなりあります。
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【2015/01/25 17:54】 | 研究 | page top↑
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