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立つことと花粉症
寒くなったり、暖かくなったりと、春へ一直線といった感じですね

毎日、じ~っと患者さんを観察することをしているわけですが、人の体はあらゆることに適応しようとして毎日変化します。
花粉症になる人は、花粉症になる前にもなるだけのアンバランスがありますし、またなった後はより変化を起こしています。

そういった変化を追いながら、正常に動いている範囲を確認していくのですが、まぁ大体の人は7~8割は正常に動いている部分を持ち、あとの2~3割が歯車が上手くかみ合わないところがある感じです。

体の機能の5割とかそれ以上の歯車が狂っている人はあまり見たことがありません。

まず、ある程度のレベルで「立てる」ことで5割はクリアーしていると考えています。

立つといっても、体の中のあらゆるセンサーや筋肉・関節などの情報、視覚・平衡覚などの情報を脳で統合・解析して、その解析結果を筋肉等に伝えて、それが上手くいくとちゃんと立てるわけです。

立つということは、重力に対抗するために、本当に複雑なシステムが作動します。

空治療院の検査では、この立つということを重視していて、

一つずつの反射検査
統合・解析検査
膜性組織のの抗重力検査
抗重力時の呼吸機能検査

など、立つことを総合的に観察していきます。

そこから、今度は動きのスムーズさを診ていきます。歩行や座ったり・立ったり・ものを持ったり。

話を花粉症に戻しますね。

上記の立つということは、脳と各運動と感覚センサーのやりとりで行われるのですが、花粉症の症状が出ると上手くいかなくなります。

そして、上手くいかない状態で無理に立つことで、また疲れが激しくなり、ますます花粉症の症状が・・・・。
花粉症の人はやはり頭部感覚が過敏になりますので、その様な姿勢をします。
それが続くと全身症状も出ますね。

今日の話は、立つことと花粉症の関係でした
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【2015/03/17 10:10】 | 研究 | page top↑
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