構造鍼で治療をしていると、患者さんが「ググっと弛みました。」「ガクンと力が抜けました。」という表現をすることがよくあります。
それも、治療している点の全然違う場所が多いです。首や股関節・骨盤周辺が多いです。 これは、構造鍼では体の中の組織の張力連鎖を読んで調整を行うのですが、その連鎖の途中の部分や頂点の部分が弛む時にそういう表現の通りになります。 実際に触れていても、関節の周辺だったり筋膜の連鎖がバランスが取れていくと、本当に長年の鍵が外れる感じで「ググッ」とか「ガクン」となって、そのあと「ふわ~」となります ![]() その後、変に汗ばんでいた皮膚がさらっとなります。 これぞ詰まっていたところが解放されて、流れが起きる瞬間ですね ![]() スポンサーサイト
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人の身体は、あらゆるリズムがあって波があります。
その波の中でも「静かな揺らぎ」があることが重要です。 心拍で言えば、心拍変動と言います。 心拍数は、一定が良いと言われていた時代があったようですが、今は自律神経が強く正しく働けば「揺らぎ」が発生し、その揺らぎを分析することで、自律神経の働きを見ることができるといわれています。 一日の中でも、揺らぎがあり心臓の一回の拍動の中でも揺らぎがあり、これがなくなったり大きすぎると、やはり何かあるかなと考えます。 空治療院は、「未病」の状態を分析して、健康を取り戻すことを主に行っています。 (未病を調べると養命酒がトップにでてきます笑) 一日の中で「安らげる時間」を持てるかどうかは、健康に強い影響があります。 「安らげる時間」なんてあるわけないだろ!!とおっしゃる方もいるかもしれませんが、まぁ1~2分間でもいいのです。ボーっとしながら、呼吸をゆっくりにしてみてください。 腹式呼吸でも胸式呼吸でもなんでも構いません。「ゆっくり」が大切なのです。 それが、少しずつ人の体の中で静かな揺らぎを作るようになります。 そして、積み重なり「未病」が少しずつ健康へ向かいます。 |
もう1ヶ月経ちましたが丸善名古屋店が新しくオープンしたということで行ってきました
![]() 医学書が置かれている書店はチェックですね。 ![]() さすが、新築だけあってきれいです。 ![]() 蔵書120万冊だそうですが、個人的な見やすさ配置などなどの総合評価はナディアパークの「ジュンク堂」の方が好きですね。 こうやって見てみると、本屋さんごとに全然違うな~と思います。 あと、丸善は冷房効き過ぎ ![]() ちなみに、ジュンク堂って丸善と合併したんですね ![]() |
今年もやってまいりました「汗の内攻」の季節
![]() 空治療院も私の自宅も「湿度管理」「室温管理」「換気」の3セットで対処します。 汗の内攻は、自律神経をかなり不安定にします。 症状も様々で、消化器・神経・精神などあらゆる問題を起こしやすいです。 とは言え、ちゃんと対処法があるので、問題はありません。 一番は、湿度管理です。やはり、除湿器は必需品。 除湿器・エアコン・サーキュレーターは、三種の神器と言ったところでしょうか ![]() あとは、温かい飲み物で内側から冷えた身体を温めることも重要です。 汗の内攻は、蒸し暑さを感じてじとっとした汗を皮膚の表面にかいた状態のままクーラーに当たるとなります。 皮膚表面が冷えてギューと緊張して、身体がむくみ・だるくなります。 自律神経が乱れることで、身体の深部が冷えて、身体の芯と表面にアンバランスな状態になります。 汗の内攻を起こしたら、とにかくもう一度汗をかいて、その汗をちゃんと乾いたタオル等で拭くことです。 身体の上手な使い方を覚えて、健康になりましょうね ![]() |
先日ある検査を復活させるということを書きましたが、ちょっと自分状態を検査してみました。
結果は、まずまずでした ![]() 当院で使う重心動揺計もそうですが、その年齢の標準値との比較ができます。 重心動揺計は、日本人数千人のデータを解析したものだそうです。 この重心動揺検査について、患者さんにはあまり説明をしませんが、怖い病気が隠れていないかも見ています。 特に小脳に問題のある場合に、データが明らかにおかしくなります。 重心動揺計でのデータがおかしい場合は、我々でもできる小脳や前庭系の神経学検査をします。 もし異常な状態が出た場合は、治療はせずそのまま病院へ行って頂きます。 過去12年で、数症例ですが小脳の腫瘍等が後の病院での検査で発見されています。 小脳腫瘍の方は、指鼻テスト等が本当におかしかったです。 我々の守備範囲を外れた状態を見逃さないためにも検査は大切です。 |
当院では、体温・心拍・血圧・末梢血管抵抗・瞳孔の具合・発汗・唾液の状態などなど自律神経系の検査をします。
これは、人という動物がストレスに直面した時「戦うか・逃げるか」を判断して選択するようにできているのですが、その反応が正しく起きるのか、またどれくらいのストレスに晒されて自律神経が疲労しているかを確認するためです。 そのため、自律神経系の検査でも「瞬間的な反応力」と「持続的な変化への対応力」を分けてみます。 これを分けてみないと、その検査が瞬間的な結果か、持続的なストレスによる結果なのかを判断することができません。 ここ最近、この検査のシステムが整って、少ない数の検査でいろいろと分かるようになりました。 筋肉一つとっても、瞬間的な変化への対応する場合と、持続的なストレスが続いた筋肉では、緊張する筋肉も状態も全然違います。 これは、脳の機能からどういった筋肉へどういう経路の信号が送られているかを診ていくと判ります。 その検査をいくつか組み合わせると、自律神経系の疲労がレベルで出せます。 当院の治療は、そのレベルを診ながら全身の構造と機能を整えていきます。 |
ゴールデンウイークも終わりましたね。皆さんは、どこかへ行かれましたか?
![]() 私は通常祝祭日は午前診療ですが、6日だけ丸一日休診にさせて頂き、他の祝日はすべて一日診療でした。 こういった大型連休は、名古屋に実家のある方や単身赴任で他県へ行かれている方の予約ほとんどです。 もう10年以上一族でいらしている方も結構います ![]() さて、来週以降に空治療院の前のHPにはあった、ある検査が復活する予定です。 この検査は、自律神経系の検査で少し時間がかかるために使わなかった物です。 当時とは治療やりかたがまったく変わり、自律神経の機能をアンバランスにしている大きなポイントを確実に変化させられるようになったため、再度検査してみたくなったわけです。 昨日も関西方面から患者さんが数年ぶりにいらっしゃいましたが、当時と違う見方で観察し治療することができてよかったです。 当時の方法よりも早く回復し安定性も格段に上がっています ![]() |
急に暑くなりましたね
![]() 今年に入って「汗の出方」について、研究をしているのですが、人の身体は本当に面白いです。 驚いても、嬉しくても、体調が悪くても、緊張しても、汗が出ます。 その出方が、部分によって違うか、全身一斉に出るか。 腰の痛みが慢性的にある人は、大体下半身の汗の出方がおかしくなります。 急性期は発汗が増しますが、慢性期は時間が経つほど汗をかかなくなります。 (急性の問題と慢性の問題を見極めるのは観察する身体の場所が違います。) それでも、瞬間的には出せるようであれば、まだ自律神経の機能としては働きがあります。 それが、カラカラの状態になって瞬間的な変化に適応できなくなってくると、いよいよ調節しても筋肉も筋膜なども変化に時間がかかるようになります。 治療の変化は、汗の出方も参考にしていきます(これに目に光を当てた時の瞳孔の変化と筋肉の張力などを総合的に診ていきます)。 カラカラだった患者さんの皮膚が適度に潤ってくると、大体痛みや不調は大きく改善されています。 やはり、「潤い」は身体の状態を知る一つの大きなサインですね ![]() それともう一つ、「耳あか」の質も重要です。湿っているか、乾いているかです。 慢性的な不定愁訴を持っている人は「湿っている」ことが多いです。 これも、調整して乾いてくると不調が大きく改善されていきます ![]() |
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