手技療法の中には、動きの悪さを表すのに「可動性減少」や「体性機能障害」などいくつかあります
![]() カイロプラクティックでは、関節の動きの悪さを「可動性減少」 オステオパシーでは、関節に限らず膜性構造の歪みや靱帯性制限などを「体性機能障害」と言います。 どちらにしても、その動きの悪さの先に何かがあるから、そういった言葉が存在します。 その先に何があるか??? それはそれは、大変良くない現象があります ![]() しかし、人間はもともと自分の力で調節する機能があります ![]() そのため、放置しておいてもほとんどの問題が症状が現れる前に解消されるのです。 実際に症状となって現れてくる場合は、調整が必要な場合も多々あります。 そして、症状のある場所が必ず原因であるわけではありません。 これは、手技療法の世界では普通のことですが、患者さんは痛みのあるところが当然悪いところだと考えます。 「首が痛ければ首が悪い」「腰が痛ければ腰が悪い」というように。 たとえば、片足にハイヒールを履いて、もう片足にスニーカーを履いて歩いたとします。 ![]() ![]() だんだんと、左右の足の筋肉にバランスの崩れが出てきて、腰が痛くなって、背中も凝って、頭も痛い・・・ ![]() でも、これって腰が悪かったり、背中の筋肉が悪かったりするわけじゃないのは、皆さんご理解頂けると思います。 当然、左右の足に履いている履き物の違いが問題なわけですよね ![]() このように関節の痛みでも、その痛みの位置が原因ではなく、ふくらはぎの筋肉が緊張することで肩が凝ったり、足首の狂いから膝が痛くなることもありますし、首の関節の動きの悪さから腰痛や足の指が痛むこともあります。 一般的に、関節などに痛みがあったりすると、整形外科を受診される方が多いと思いますが、整形外科では当然症状のある箇所をまず画像診断等で診ていくことが多いと思います。 しかし、先ほどの話のように全然別の場所が原因だった場合、良い整形の先生なら色々考えてくれるかもしれません。 でも実際には個別の患者さんに時間を割いて考えてくれることは少ないようです。 整形外科に通っても、一向に良くならない痛みや不快症状は、一度手技療法の治療家に診てもらうと良いかもしれません。 想像もしなかったことが、原因のこともよくありますよ ![]() スポンサーサイト
|
朝は寒いくらいになりましたね
![]() さて今日は、それぞれの進化と楽しさという題です。 先日、師匠が今研究していることを、私のところにある研究機材で測定したいということで名古屋まで ![]() 今は、師匠と私はやっている治療の方法が全く違いますが、やはり師匠の進化はすごかったです ![]() 私は私で、構造鍼を進化させ続けています。 毎日、目の動きを観察したり、目に光を当てたり、深部腱反射(よく脚気の検査って言われるやつです)をしたり、血液中の酸素量を測ったり。 それら結果から神経系の働き具合を診て調節をしていきます。 そうやってデータを集め、より正確な検査と治療を研究しています。 師匠も私もそうですが、やはり目的を持って研究している人は皆さん楽しそうです。 最近ちょっと思ったのが、武道の世界も治療家の世界と少し似ているなと思います ![]() 神経系の治療の後のエクササイズとして空手の立ち方や動きを研究しているのですが、神経学的な知識がないのに本当に良くできた動きだな~と感心しきりです。 今日も研究会の馬場先生と「立ち方と筋トーン」「突きにおける相反性抑制」についての研究をしました。 |
| ホーム |
|