同じ検査をしても結果は、時間により変化します
![]() この時間というのは、 ・1年の中での季節性 ・1日の中で検査する時間帯 ・1度の検査内でその検査を繰り返した時間 の3つがあります。 1日の中での時間変化では、例えば自律神経検査などは午前・午後の早め・夕方・就寝頃により違います。 午前の早い時間では正常であればコルチゾールの分泌量により交感神経の働きに大きな差が出ます。 交感神経の働きは、筋肉の張り(静止時のトーン)にも影響を与えます。 同じ検査でも、時間の変化を見なければ、結果を読むことはできません。 時間変化による結果の変化を無視すると言うことは、少なくとも自律神経の働きをあまり考えていないと言うことになります。 東洋医学に八綱弁証(はっこうべんしょう)というのがあります。 八綱弁証は東洋医学の中では基礎の基礎になります。 どういうものかというと、人の体の状態を表・裏・寒・熱・虚・実・陰・陽に分ける方法です。 漢方薬でも、症状に対してツムラの何番ではなく、本来はあらゆる診察法でその人の中の状態を把握して処方するものです。 ちなみにこの八綱弁証ですが、どれも自律神経系の検査が入っています。 というか、そこの部分を押さえておけば十分ではないかとも思っています。 自律神経検査で、こういう状態の時は「葛根湯」という話を勉強会でしたことがあります。 風邪の初期は、 ・どこの筋肉・筋膜・の緊張はどうなるか? ・脈拍はがどういう状態なら初期と判断できるか? など それは、自律神経がある対応をできなくて、そうなっているので「ここを観察する」と分かる。 といった感じになります。 そして、大切なのが八綱弁証のように2つのどちらかに判断できるように検査ができてるということです ![]() 神業のような検査ではなく、「どっち?」と判断できる検査にしてあります。 とは言っても、伝統的な東洋医学的検査は本来こういう感じだったと思います。 これも、自分で観察し他の検査との比較をし続けたから、話せる内容です。 毎日毎日、飽きもせず、この検査を「この時期」の「この時間」の「この時に」やるとどういう結果が健康な人の範囲かを観察しています。 今3年経ちましたが、後2年くらいすれば、納得のいく情報が集まる気がします ![]() スポンサーサイト
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患者さんは、ご存じですが、治療前と治療後に足踏みや歩いてもらったりします
![]() これは、神経の歯車のかみ合いや、神経の入出力を観察しています。 足踏みをした時に、どちらの足音が強いかだけでなく、足の着き方・音の違いや体幹の動きなど観察ポイントが多数あります。 足踏み時の足音だけでも、どちら側の大脳機能低下、錐体外路系の出力不足・錐体路系の出力不足・トリガーポイントの存在などあらゆる事がわかります。 また、ただ歩いてもらったり、足踏みをしてもらうのと、ある指示を与えてやってもらった時の違いを観察することで、手足と反対側の前頭葉からの出力レベルなどを見ることができます ![]() この指示に秘密があるんです ![]() そういった結果を別の検査でも確認して、データをストックしていくわけです。 |
年齢と共に自律神経の機能には変化が起こります。
これは、自律神経の反応もそうですし、その自律神経から指示を送られて受け取る側にも言えることです。 皮膚の状態・筋肉の状態・筋膜の状態・血管の状態・骨の状態などの年齢的な変化にも大きな影響を受けます。 自律神経系の働きの検査を通して、身体の色々な箇所の機能レベルを見ていくのも大切な検査です。 特に、 筋紡錘(筋肉の中にある伸びた時に反応するセンサー) 末梢血管抵抗 電気伝導率 は重要視しています。 滑らかな身体を保つには、適度な運動・快眠・快食・ストレス発散も必須です。 |
治療では、皮膚・骨・膜など、あらゆる構造物を対象にします。
どの構造物も最高のパフォーマンスをするのに最適な位置(範囲)があります。 だれでも、きつい衣服では動きが鈍くなりますよね。 人は、外部環境にも左右されますが、内部環境にも大きく左右されながら生きています。 検査だけでも色々な影響があります。 その影響に対して、どう反応し・適応しているかが重要です。 私の師匠も、この環境への「適応力」で生命力の判断をしていました。 内部・外部環境それぞれに柔軟に適応できる構造の状態こそが、最高のパフォーマンスの土台になります。 |
さて節分を過ぎて、新しい年になりました
![]() 通常の1月1日と節分を境にした流れと、暦は色々とあるわけです。 私の治療院や自宅などは、この節分を境に地理的な処置を変更します。 その年のエネルギーの循環をスムーズにするための処置です。 これは、毎年行います ![]() ちなみに、散歩をしていて近所で大きな工事が始まったり、穴を掘ったりしてるのを見つけた場合も確認をします。 ジオパシックストレスの処置も一度したらずっとそのままでいいわけではなく変化しますので、その都度処置します。 この時期は、家の間取り図を持ってくる患者さんが結構います。 それとグーグルアースを使って、上空より周囲の環境も確認しながら進めていきます。 ジオパシックストレスに晒されても、回復の早い人もいれば、回復が遅くなってしまう人もいます。 しかし、やはりジオパシックストレスは、どの治療法の効果も落とすので注意が必要ですね。 |
当院では、良導絡やEAVなどの電気抵抗検査をよく行います。
先日リュウマチの方を測定している時、手首の周りが明らかに汗ばんでいました。 手首から少し離れたところはさらっとしているのに・・・。 当然電気抵抗が少ない(電気の流れがよい)だろうと思い、測定してみると針がほとんど動きません。 そのまま、先ほどのサラッとしたところに移動すると針が通常レベルで動きました。 何度やってもそうなり、患者さんにもその違いを見てもらいました。 検査機器を使っていると、当然そうなるだろうと予測しても、全く違う結果を表すことがあります。 それをまた指標にして、検査を行っていくと、色々な場合で好転するケースが多いです。 人の感覚も重要ですが、それだけではない多角的な分析が重要だと、改めて気づいた症例でした。 |
はい、2月に入りましたね。
さて、もうスギ花粉に反応している方もいますね ![]() 花粉症は、くしゃみ・鼻水・目のかゆみ以外にも、頭痛、筋肉痛、だるさ、胃腸症状などなど何でも出ます。 これは、花粉自体が直接症状を出すだけでなく、脳や自律神経を緊張する状態にもっていくからです。 粘膜系の充血を改善して、脳・自律神経を過剰な反応から解放することが治療のメインになります。 まずは、花粉症の時期になる前の構造性の問題を解放して、神経系のストレスを減らすと、それだけで症状がなくなる方も結構います。 あとは、やはり食べ物も重要です。アレルギーを起こす物を食べ続けていると、治療してもなかなか改善されません。 当院では、その方の食生活をお聞きし、アレルギーを起こしそうな食生活をしている方には、食事に関するお話をします。 基本的には完全除去ではなく、できる範囲からやっていただきます。 自律神経は、全ての現象に瞬間的に反応しますので、部分的ではなく全体の生活を見ていく必要がありますね。 |
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