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神経の連鎖
今年もあと2週と少しになりました

今年は、人の体を調節することで起こる神経系の流れを観察し続けた1年でした。

これは、構造鍼をものすごく進化させ大きく発展させました。

今は、姿勢分析と足踏み・片脚立ちだけでかなりの情報が分かるようになりました。

左右の脳からの「脳幹(橋)網様体からの同側性の筋トーン調節」だけでなく、時間差で起きる「反対側からの運動野からの出力」そして「大脳基底核や小脳からの調節系の働き」をこれらの検査から読みとれるようになりました。

そして、その問題がどこから起きているかも、この検査からかなり推測できるようになりました

患者さんが読んでも毎度の事ながら、「なんのこっちゃ??」でしょうが、それで良いのです。

これは我々プロが知っていて使えればいい考え方ですから

実は、上の3つの項目が分析できれば、手足の動き・目の動きや、口の動き、口腔の動き・呼吸機能・自律神経機能など本当に色々なことが推測できます。

逆に言えば、それだけ、運動系が大切であると言うことです。

その運動系は、「準備段階」と「実際の運動」に分けて考えます。

ちなみに、準備段階で不調が起きていると、その先の運動は当然スムーズにいきません。

それが、結果的に、脳の機能や自律神経系の働き・感情のコントロールなどに影響を与えます。

このようなことを空治療院では、観察し調節を行います。

治療後の動きは驚くほどスムーズになることが少なくありません。

不器用だと言われる子供たちが、色々なことが急にスムーズにできるようになったり。

今年も多くの子供たちの、この先もずっと変わらないと思われていた問題が解消されていきました。

長年の問題が解消されていったりする。それは脳の中の地図の再教育や感覚・運動ループの機能を改善することから起きる現象です。

意味の分からない、検査や考えを極力排除しながら、神経学に則って検査をし、問題を解析し、それをスムーズに流れるように改善していく

これは、私自身が長年理想としてきた治療です。

もし迷っても、必ず患者さんの体にシグナルが出ているのです。

これを解き明かすのが、動きを使った検査です。

来年以降も、より精度が良くたくさんの情報を引き出せる検査を研究していきたいと思います
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【2016/12/15 18:29】 | 構造鍼 | page top↑
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