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長年かかって症状は現れる
症状は長年かかって現れる。当たり前のようであり、そうでないようでもあります。

確かに足首をグキッと捻ったものは「急性」で原因も明確です。ほとんどのケースですぐに治ります

しかし、どの治療院にいらっしゃる患者さんも同じですが、大半は長年かかって症状は現れます。

そして、症状の箇所以外にもそのバランスを取るための状態が出来上がっています。

体は常にバランスをとり、症状が出ないようにしていますが、それが限界を越えれば自覚できる症状として現れるわけです。

時間をかけて自覚した状態は、自覚できる部分をだけを変えれば症状が治るわけではありません。

オセロの白黒をひっくり返すように変わることは確かにありますが、それは大半の場合負担のかかっている頂点の位置がズレただけです。それでも症状は消えます。

でも、それでは症状が消えても、中で方向の変わった負担が進行し数ヶ月から数年後に別の症状や形になって現れるか、問題が奥に進行して内科的病気などを生み出すことになる可能性が高いです(私の私感です)。

その状態を患者さんは確認できないので分からないでしょうが、それでは結局はいい方向ではありません。

しかし、当然患者さんは「なるべく早く治りたい」のです。

治療者と患者さんは、そのことをよく話し合って、方向性と選択肢を検討することが必要になります。


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【2018/10/29 09:00】 | 構造鍼 | page top↑
脳の疲れ方によって感じ方、見え方が違う
急に寒くなりましたもう10月も終わりですから。

今日は、今まで神経学的な検査や自律神経系の検査を通して人の感じ方見え方が違うということを知ったという話です。

人は、日々疲れても睡眠を取ることで回復するようにできています。

その疲れを回復させられるだけの睡眠が取れていないと疲労が蓄積していきます。

いわゆる疲れが抜けなくなった状態です。

実は脳の疲れがある人とない人との見え方も感じ方も全く違います。

同じものを見ても意見が全然違ったり、感動する場面が違うのも体の中、特に脳の状態によって変わります。

当然といえば当然のようですが、人は自分を理解してもらい受け入れてもらいたいと思っていることが多いのです。

しかし、脳の元気度の違いによって感覚の違う人を受け入れられない人がいるのも事実で、元気であれば比較的受け入れやすく、疲れがひどいと自分の感覚から離れるほど受け入れられないと感じます。

そういう意味でも過敏傾向の方などは、脳が想像以上に疲れていることが多いです。

しかも、あるレベル以上になると比例(疲れ1:脳の機能の低下1)ではなく、疲れ1に対して何倍にも疲労や精神的な落ち込みなどを感じて抜け出せなくなってしまいます。

ここまでくると、寝ても寝ても疲労は抜けず、気分もずっと落ち込んだ感じになってしまいます

心の状態は、体の動きや機能に正確に現れます。

上記の状態では、筋肉の異常緊張が起こって関節に痛みが出たり、また前ならなんでもなく簡単だったことが出来なくなってしまいます。

構造鍼では、その状態を自律神経検査や脳神経機能検査などを駆使して、体に負担にならない経路を探し出しながら治療を行なっていきます。

疲れが抜けない状態に対して、構造からだけの治療を行うと、余計に体の機能が落ちたりします。

また基本的な構造鍼の治療で変化がない人については、構造に他の原因(多くは感情と毒素)が関連しています。



【2018/10/28 23:13】 | 構造鍼 | page top↑
気候の変動と自律神経
名古屋は深夜に台風が通り過ぎました。
皆様のところは被害などは出ていませんでしょうか?

台風以外でも気圧や気温・湿度が大きく変化するときは脳はストレスを感じます。
自律神経の検査で患者さんがどれくらい適応できているかが分かりますが、ここ最近の変動にはついて行けない方も多いです。

基本的に気圧の下がっているときは体を積極的に動かして交感神経を刺激すると沈んだ気分が上がってきます。
おすすめは足踏みや腕を大きく回すなどの全身を大きく動かす運動です。

10月に入り、気温も急に低下していきます。体を動かすことで、自律神経を刺激し早めに適応できるようにしていきましょう。
【2018/10/01 19:11】 | 構造鍼 | page top↑
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