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脳の疲労を検査結果から読み解く
2月になり、花粉症の症状が出始める方もチラホラ

構造鍼では、脳の疲労状態を、神経学検査や生理的検査の結果から読み解きます。

そしてその状態を起こしている原因を絞り込み、解除していきます。

当院には、慢性疲労などの持続的な自律神経機能に問題を持っている方が多く来院されます。

昨日いらした方は、食べ方に問題があり慢性疲労状態でした。

こういう患者さんの場合、調整をしても食べ方を変えなければ元に戻ります。

血糖値の乱高下を起こしていると、脳にも不安定性が出てきて、結果的に慢性疲労になったりします。

あと、最近は10代以下の慢性疲労の患者さんが多いということです。

10代以下の患者さんは、ほとんど保護者の方が一緒にいらっしゃいますが、皆さん慢性疲労の状態を軽く見ているケースが多いです

慢性疲労は、脳の持続的な疲労や自律神経機能のアンバランスなど複雑状態の結果なのですが、それを数回調整するだけで劇的に回復すると思われています。

少なくとも私のところでは、そんなに簡単に回復するケースは稀です。

ほとんどのケースで、数ヶ月から数年かかると思います

ステロイドを服用するような劇的な変化はしません。

確かに中には、数回で劇的に変わる方がいるのも事実です。

そのケースは、単純に体の機能がそこまで落ちていないが、疲労を強く感じているという、感覚的な問題のケースです。

子供の場合本来は、疲れにくく回復も早いものです。しかし、当院へ来院される10代以下の患者さんは、数年以上その状態が続いているケースが多いです。

体が回復するには複数の条件が整う必要があり、その複数が乱れているケースがほとんどですので、回復にも時間がかかるというわけです。

その状態を、検査から一つずつ紐解いて解放する作業を地道に繰り返していくことが、回復を早める方法だと思います。
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【2019/02/09 20:12】 | 構造鍼 | page top↑
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