世の中で、骨のズレがと言う話はよく聞きます。
ズレると言うのは、正常な位置から外れたということでしょうが、例えば背骨でいうとどうでしょうか? 何が基準なのでしょう? カイロプラクティックで言えば、一つ下の背骨に対して上の背骨がズレているという表現をします。 でも、その下の骨もズレてたら? そう考えると人間は接地して動かない足の裏が基準になると考えるのも一つです。 まさに構造鍼は、接地面に対して体がどういう対応をしているかを診ることが基礎になっています。 そして、人間の脳はどういう風に脳の健康状態を保っているか。 一つは、酸素。 二つ目は、栄養。 三つ目は、刺激。 構造鍼で最も重要視するのは、三つ目の刺激です。 先程、骨がズレるという話がありましたが、骨と骨のつなぎ目である関節はほとんどの場合対になっている筋肉によってコントロールされています。 この筋肉の対の動きがアンバランスを起こすと骨はズレる方向へ力が加わります。 では、筋肉はなにがコントロールしているの? 答えは、脳からの指令です。 通常動く時は、動く手足の反対側の運動野から指令がきて動きますが、動く前の状態で車で言うとアイドリング状態は反対側からの指令ではなく、同じ側の脳からの指令ですコントロールされています。 その脳のからの信号の出力具合や、それに対する反応が上手くいっていないと、関節に負担がかかります。 構造鍼では、その出力やその情報への微妙な修正などを見極めて、体全体がコントロールしやすくなるように調整を行います。 一つ目の酸素は、肋骨や骨盤周辺の筋肉や、自律神経が調整されると呼吸が深くなり、呼吸だけでも絶えず体が動いて固まらないようになります。 二つ目の栄養は、非常に重要ですが、これもストレス状態での食生活を考えると、体が良くなるにつれて食も変わっていきます。 スポンサーサイト
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空治療院では、手や足お腹の皮膚温やNCMという検査機器で背骨の両脇の温度を測定します。
皮膚の温度は、自律神経の働きによる血流によって変化するために、温度によっても自律神経の状態を把握することができます。 当然冷えているよりは温かい方が良いですが、赤ちゃんが眠くなる前に手足が温かくなるように、温かいのはリラックスしたときでいいわけです。 仕事中や授業中にそうなっていては集中力が維持できません。 その時々の状況や環境に合わせて変化できることが健康の条件の一つになります。 構造鍼では、皮膚の温度以外にも、心拍変動や血圧、人体の瞬間的な反射検査で、患者さんの自律神経の状態に合わせて調整を行います。 |
急に寒くなりましたね
![]() こういう時は、自律神経がその変動に必死に適応しようと働きます。 その適応がうまくいけば季節の変わり目にも体調を崩しませんが、自律神経の機能が低下しているとうまく適応しきれずに風邪を引いたりしてしまいます ![]() 空治療院では、自律神経の機能を心拍変動や瞳孔・唾液の状態などから判断します。 特に心拍変動は、自律神経の機能を判断するのに優れた方法です。 空治療院では、TAS9VIEWという機器で心拍変動を測ります。 昔は心拍数は一定がいいと言われていましたが、今は変化がある程度あることが自律神経の適応性が高いという判断をします。 東洋医学でも脈診という優れた方法がありますが、再現性が低く職人芸的な部分があるため、身に付けるのが容易ではありません。 しかし、心拍変動は誤差の少ない再現性のある機器によって測定が可能です ![]() 構造鍼により自律神経の機能が変化して適応力が上がると、気候の変動にも強くなる方が多いです。 |
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