自分を感じるということ
先日の伊藤先生のセミナーで教わった、レーザーポインターを壁に当ててそれを見てもらう方法。

その応用で、レーザーポインターの光を体に当てて、そこを触ってもらうということをしました。

これは、目を瞬間的に目標の物に向かわせる「サッケード」という機構、そこに自分の指や手のひらを持っていく空間認知と運動調節機能が関与しています。

例えば、立った状態でつま先に光を当ててそれを反対の手で触れてもらうと、三半規管のなかでも片側の前半器官が刺激されます。

人は成長する過程で、動く物を見つめ首が動くようになり、自分の手や指をなめたり、足を掴んだりして、色々な原始反射を抑制しながら大きく発達していきます。

その中でも、自分自身を感じることがものすごく重要なのです。

自分自身を感じる??

これは、自分の手や指・体の輪郭などを空間の中で認識すると言うことです。

どういうことかと言うと、もしその感覚が薄いと歩いていて、つまずいたり、ぶつかったり、物をとろうとしても届かなかったり、またコップを机に置く距離がつかめずに中の飲み物がこぼれたり・・・。いろいろあります。
自分という皮膚で囲まれた内と外の違いを感じることです。

この子は、不器用だ。

こういう風によく聞きますが、不器用なのは、感覚が薄いため・または過敏なために、目的の動きの距離感やリズム感などが上手くいかないのです。

例えば、目隠しして車を運転できますか?できませんよね。

目隠しとは言わずとも、濃い霧の中で道路を確認できない状態で運転できませんよね。

ボールと自分の手の間の距離感が分からずに、キャッチできますか?難しいです。

視覚(見る機能)が制限されるだけでも、色々なことがやりにくくなります。

スプーンを持つ、フォークでさす、お茶碗を持ち上げる、コップを傾ける・・・。

どれも感覚を感じ取りながら、その調節をします。

足がしびれたら、上手く足を着けません。

人間の動作のほとんどが、感覚からの信号を分析して、それに対して行います。

だから、まずは運動の発達を促すよりも、感覚を正常に感じ取れているかを検査で見ることが重要です。

運動発達を促すだけでも、確かに効果もありますし、できるようになることも多いでしょう。

しかし、できにくいことを無理にやっても嫌な気分をより強くしてしまう場合があることをよく知らなければいけません。

まずは、感覚が低下しているのか?それとも過敏傾向なのか。

それを知ることがスタートですね

「育てにくい子にはわけがある」これは、私の中でも発達系No.1の書籍です。

木村順先生は、感覚統合療法のすごい先生です。

他の3冊は、視覚系のの本の中でも非常に良いと思った物です。

ビジョントレーニングの内藤先生は、テレビにもよく出ておられるので有名ですね。




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【2012/12/25 18:57】 | その他・・・ | page top↑
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