脈診色々と検証する大切さ
東洋医学で有名な「脈診」という方法があります。

手首の脈診るだけで、いろいろな体の状態や体質が分かるというものです。

それにも色々な種類がありまして、両手の脈を五臓六腑に分けて診る方法や、初めから男性は左手、女性は右手で診るというものもあります。

私は、正直片手の脈を3カ所に分けて五臓六腑を配分しているのも「???」ですし、片手だけで診るというのも「???」です。

1本の動脈を3カ所に分けることが本当にできるの?実際にはできると思って、それを診ればそのように見えるでしょうね。

でも片手だけで判断するのは、ちょっと・・・。

ちなみに、左右を比べてみれば分かりますが、全然違うことの方が多いです。

それは、神経支配に左右差があるから。

交感神経支配という意味では、全身に影響があるでしょう。しかし、実際に左右差があるわけです。

細かい説明は省略しますが、片側に刺激を入れた時の脈の変化を観察したり、発汗や酸素濃度なども診ていくと片側で判断することの危うさも分かるんではないかと思います。

伝統医学は素晴らしいものが多いです。

しかし、時代とともに色々なことを別の角度から検証することもできるようになりました。

一つの方法で大丈夫だと思えるなら、それはそれで良いと思います。

でも、もしその検査法に疑問を持ったりしたら、自分で他の角度から検証してみればいいのです。

高い機械を使わなくても検証できる方法もたくさんあります。

そんな機械なんかで分かるか!と言う先生は、それで良いと思います。

どちらかというと、ある先生について学んでいても、「どうしてそうなるんですか?」と質問すると叱られてしまう見習いの先生にやって頂きたいです。

自分の手で感じて、自分の目で見る。それしかないのです。

あなたの患者さんと向き合うのは、あなたの師匠ではなく自分自身です。

この世界は、職人の世界と同じで私の師匠も「技術は一代限り」と言います。

最近それを強く感じるようになりました。

考え方を伝えることはできても、感覚(技術)そのものは経験やそれを感じるに至るまでの行程によっても変化します。

自分の先生が感じていることを感じるには、先生と同じ思考で同じ経験で同じ背格好で・・・じゃないとやはり違うんです。

その先生が見える角度からしか、診ることはできません。

筋膜というものを知らなければ、筋肉の固さとだけと捉えてしまうかもしれません。

でも、筋膜という存在を知れば、それを感覚の中に入れて感じることで、だんだん筋肉そのものか、筋膜引きつれなのかという違いを感じられるようになっていきます。

知識を持ち、考え、感じること、それを繰り返すこと。

そして、いい師匠(先生)に出会うこと。

それが、検査も技術も自分のものになる大切な条件だと思います。
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【2013/07/13 20:48】 | その他・・・ | page top↑
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